学習 過程 |
時 間 |
形態 |
○ねらい ・主な学習活動 |
指導上の留意点 ☆:研究上の手だて ◇:配慮を要する子どもへの支援 |
具体的な評価規準 <評価方法> |
||
自 分 の 作 品 を つ く る |
5 45 分 |
個人 |
課題をたてる ○自分が表したい美しい形や色の組合せを決め、色ごとに形を3つの版に分ける。 ・製作の内容を確かめる。 ・自分が表したい形や色の組合せを考える。 ・アイディアスケッチをもとに下絵をかく。 ・カーボン紙を使い、下絵を版木に写す。 |
製作のテーマ |
関・意・態 ・アイディアスケッチや下絵をかくなどしながら、美しい形や色の組合せを見付けようとしている。 <活動の様子> 発想・構想 ・自分の作品をつくるときの課題を書き出し、自分の課題を確かめる。 <活動の様子、下絵> 発想・構想 ・色ごとに形を3つの版に分けることができる。 <活動の様子、版木> |
||
美しい形や色の組合せを考え、いくつかの組合せを試しながら、自分の思いに合った作品をつくり上げよう。 |
|||||||
・自分が美しいと思う形や色の組合せを作品に表すことを伝え、作品づくりへの意欲を高める。 |
|||||||
−製作の内容− 自分の作品をつくる過程では,自分が美しいと思う形や色の組合せを見付け,作品に表す。 作品は3枚の版を重ねて版画に表す。はじめに重ねる形や色を決める。形は,身近に見られるものの形や幾何学模様,自分が思い描いたものなど,自分の思いに合った形を見付ける。色は,版画インク7色(赤,青,緑,黄,朱,茶,黒)のなかから組合せを考える。 3枚の版木(Q判22.5×30.0a)にカーボン紙を使うなどして下絵を写す。彫るところ,残すところを確かめながら彫刻刀で彫る。色の組合せや重ねる順序を確かめ版を重ねる。 刷り上がりの様子を確かめ,自分の思いに合った作品になるように,重ねる色,重ねる順序,形の重なり方(版の置き方)など組合せ方に変化や修正を加えながら,複数枚の版画を刷り上げる。 |
|||||||
☆「ためしてみよう」での学習を思い起こしながら自分の課題を書き出すように話し、自分の作品をつくるときの課題を確かめることができるようにする。 <板書> |
|||||||
課題をたてるポイント ◇どんな美しさを作品にしたいか? ◇どんな感じのする作品にしたいか? ◇それはどんな形や色を組合せれば表わせそうか? |
|||||||
・形は、身近に見られるものの形や円、四角形、三角形などの図形、自分で考え出したデザインなどが考えられるこ とを話し、自分の思いに最も合う形を考え出すことができるようにする。 ・版に分けるときのそれぞれの要点が分かるような説明をし、形の組合せについて考えることができるようにする。 ・アイディアスケッチや下絵をかくときに色鉛筆やクレヨンを使い色分けをするなどの方法があることを話し、版の違いが分かるような工夫ができるようにする。 ・形の組合せが決まったら、下絵用の用紙に形をかくよう話し、版にしたときの大きさ、版木の上の位置、彫るところ、残すところの違いなどを確かめられるようにする。 ・下絵の裏表を確かめ下絵を版に写すように話し、刷り上がったときに図柄が反転することを理解できるようにする。 ◇形を反転して転写したい場合は、下絵を裏返して写すことができることを伝え、方法を教える。 (休憩 5分) |
|||||||
6 45 分 |
試してみる ○彫るところ、残すところの別に気をつけて、版木を彫る。 ・彫るところ、残すところを確かめる。 ・安全に気を配りながら彫る。 ・片付ける。 |
・彫るところ、残すところをよく確かめ彫り進めるように言葉がけをし、色がのるところ、のらないところの違いをイメージできるようにする。 ◇彫るところ、残すところのどちらかに色を塗るなどして確かめるように促し、見た目に違いをとらえることができるようにする。 ・わずかな凹凸でも版画は刷れることを伝え、あまり深く彫りすぎないように気を付けられるようにする。 ・版画彫刻用の作業板を用意し、製作に利用できるようにしておく。また、必要に応じ、使い方を指導する。 ◇一人一人の彫刻刀の使い方を確認し、必要に応じて安全な使い方を指導する。 |
関・意・態 ・下絵に合わせ丁寧に彫ろうとしている。 <活動の様子> 技能 ・彫るところ、残すところを確かめ、下絵に合わせて、安全に彫る。 <活動の様子、版木> |