第7・8時の学習
 
(1)ねらい
・彫るところ、残すところの別に気を付けて、版木を彫る。
・色の組合せや重ねる順序、形の重なり方(版の置き方)を考えながら、版画を刷る。
 
(2)準備
・教 師 版木(Q判(30×22.5cm)3枚×16組)、版画彫刻用作業板(16台)、版画用具、版画インク、版画用紙
・子ども 彫刻刀
 
(3)展開

学習
過程




 

形態

 

○ねらい
・主な学習活動

 

指導上の留意点
☆:研究上の手だて ◇:配慮を要する子どもへの支援

 

具体の評価規準
<評価方法>

 























































































 



45



































 

個人




































 

試してみる
○彫るところ、残すところの別に気を付けて、版木を彫る。
・彫るところ、残すところ、彫り方を確かめる。










・安全に気を配りながら下絵に合わせて彫る。
















 

 製作のテーマ                 

関・意・態
・下絵に合わせ丁寧に彫ろうとしている。
<活動の様子>
発想・構想
・彫るところ、残すところを確かめ、見通しをもって彫る。
<活動の様子、版木>
技能
・下絵に合わせ、安全に彫り進める。
<活動の様子、版木>
























 



 

 美しい形や色の組合せを考え、いくつかの組合せを試しながら、自分の思いに合った作品をつくり上げよう。
 



 

☆版を見て、自分の考えたとおりに彫るところ、残すところを分けて彫り進めることができているかを確かめてから彫りはじめるように話し、刷り上がりの様子を思い描きながら見通しをもって彫り進められるようにする。

 <板書>





 

たしかめるポイント
 ◇どこを彫り,どこを残すか
 ◇どの彫刻刀を使って彫るか
 ◇どんな彫り方にするか(彫りあと,彫る方向)
 





 

☆版を刷ったあと彫りを修正することができることや刷ってみないと分からないところは、彫りを控えめにしておくことを話し、刷り上がりを見てから彫り直しができることが分かるようにする。
・版画彫刻用の作業板を用意し、製作に利用できるようにしておく。また、必要に応じ、使い方を指導する。(前時に同じ)
◇一人一人の彫刻刀の使い方を確認し、必要に応じて安全な使い方を指導する。(前時に同じ)
・版木を彫り終えたら、道具や木くずの片付けをし、刷りの準備を進めるよう指示する。
・彫りが早く終わったら、図工室で版画を刷る準備をし、グループを組める人数が集まり次第刷りはじめるように指示し、進度に合わせて製作を進めることができるようにする。

 

(休憩 5分)
 



45











































 

グループ

任意







































 

○色の組合せや重ねる順序、形の重なり方(版の置き方)を考えながら、版画を刷る。
・3〜4人のグループを組み版画を刷る。

・組み合わせる色の用意ができているか、版を刷るときの版木の順序、版を見当紙の上に置くときの位置などを確かめながら版画を刷る。








・刷り上がった作品に製作番号をつける。





・刷り上がりの様子を見て、必要に応じ彫りを直す。





・片付ける。

 

☆まず自分の考えた組合せを試し、刷り上がりの様子を見て、色の組合せや重ねる順序を変えるなどしながら製作するように伝え、実際の刷り上がりを見て、自分の思いに合った美しさを見付けていけるようにする。

関・意・態
・自分の思いに合った作品を製作できるようにいくつかの組合せを試そうとする。
<活動の様子>

発想・構想
・刷り上がりの様子を確かめながら、色の組合せや重ねる順序、形の重なり方(版の置き方)を考える。
<活動の様子、製作した版画>

技能
・刷り上がりの様子を確かめた結果をもとに、彫りを直したり、刷り方を変えたりするなどして表す。
<活動の様子、製作した版画>




















 















 

−刷りの作業−
 刷りの作業は,製作進度の近い者同士3〜4名でグループを作り,一緒に製作を進めるようにする。
 作業は,「ためしてみよう」で行ったように,グループで役割を分担しながら進める。
 自分の作品を刷るときは,色の指定,インクや版木,紙の準備などをグループのメンバーに指示し,グループの中心になり製作を進める。役割を交代しながら,グループ全員の作品を製作する。
 使用する版画用紙は、八つ切(27×39cm)と四つ切(39×54cm)のものを用いる。一人8〜10枚程度刷れるように準備しておく。3枚の版をそろえて刷るときは、八つ切りの用紙、版をずらして刷るときは、主に四つ切りの用紙を使う。
 















 

・用具の配置や作業位置は、「ためしてみよう」のときと同じように設け、刷りの作業がスムーズに進められるようにする。
◇グループごとに作業の様子を見て、適切な道具の扱いや刷りができているか確かめ、必要に応じてインクのつけ方やバレンの使い方などを指導する。
☆刷り上がった作品に番号をつけ、製作した順番が分かるようにしておくことを指示し、学習をふり返るとき、自分の思いに合った作品をつくり上げるために、色の組合せや重ね方を変えるなど、どのような作品づくりを進めてきたか思い起こせるようにする。

 

☆必要があれば彫り直しができることを話し、自分の作品の刷り上がりをみて、彫り直しが必要か判断できるようにする。
・彫りを直すときは、版に付いたインクをよく拭き取り作業すること、グループの人に直しのために刷りの作業から離れることを伝えてからはじめるように指示する。(欠員の出たグループには、人数の多いグループから手伝いを頼むか、欠員が出たグループ同士を合わせ、刷りの作業が続けられるようにする。)
・全員で協力して片付けられるようにする。

 
 
 
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