第11・12時の学習
 
(1)ねらい
・これまでの製作をもとに、自分の思いに最も合う形や色の組合せによる版画を刷ることができる。
・学習をとおして考えたことや取り組んだことをまとめ、学級の人たちに伝えることで、美しい形や色の組合せについての自分の考えを確かめることができる。
 
(2)準備 
・教 師 学習プリント
・子ども これまでに刷った作品
 
(3)展開

学習
過程




 

形態

 

○ねらい
・主な学習活動

 

指導上の留意点
☆:研究上の手だて ◇:配慮を要する子どもへの支援

 

具体的な評価規準
<評価方法>

 

























 

11

55





















 

グループ・
任意

















 

結果を確かめる
○これまでの製作をもとに、自分の思いに最も合う形や色の組合せによる版画を刷ることができる。

・自分の思いに最も合う形や色の組合せを決め、仕上げの刷りをする。







・片付け


 

 製作のテーマ(継続)             

関・意・態
・自分の思いに合った作品を仕上げようとしている。
<活動の様子>
発想・構想
・自分の思いに最も合う色の組合せや重ねる順序、形の重なり方(版の置き方)を決め、版画にする。
<活動の様子、製作した版画>
技能
・自分の考えにしたがい、順序よく版を刷り重ねる。
<活動の様子、製作した版画>





 



 

 美しい形や色の組合せを考え、いくつかの組合せを試しながら、自分の思いに合った作品をつくり上げよう。
 



 

☆これまでつくってきた組合せのなかで自分の思いに最も合う組合せを選び、同じ刷り方で仕上げの作品を刷るように指示し、どのような形や色の組合せが自分の思いに合っているか考え、判断することができるようにする。
◇選択に迷う子どもには、自分がつくった版画を全て並べ、直接見比べてみることで、気に入った組合せを選ぶように言葉がけをする。
◇納得のいく組合せが見つからない子どもには、子どもの考えを聞き出しながら、思いに合っているところと合っていないところを分けてとらえられるようにし、まだ試していない組合せを試すなど、時間まで納得のいく作品づくりが続けられるようにする。 

 

・全員で協力して片付けられるようにする。

 (休憩 5分)
 


































































 

12

15































 

個人
































 

○学習をとおして考えたことや取り組んだことをまとめ、学級の人たちに伝えることで、美しい形や色の組合せについての自分の考えを確かめることができる。




・製作をふり返り美しい形や色の組合せについて自分の考えをまとめる。














 

 まとめのテーマ

関・意・態
・学習をふり返り自分の考えや取組をまとめ、学級の人たちに伝えることに意欲を示す。
<活動の様子>







発想・構想
・美しい形や色の組合せについて自分の考えや取組を言葉にし確かめる。
<学習プリント、発言内容>

鑑賞
・作品の良さや美しさを自分の言葉で表す。
<学習プリント、発言内容>





































 



 

 学習をふり返り、美しい形や色の組合せについて自分の考えたことをたしかめよう。
 



 

☆学習を通して考えたことや取り組んだことを文にまとめ、まとめたことをもとに自分の考えを学級の人たちに伝えられるようにし、美しい形や色の組合せについて自分の考えを確かめられるようにする。
・学習をふり返るポイントを示し、学習をふり返りながら自分の考えや取組を文にまとめるようにする。

 

 <板書及び学習プリントの記入項目>









 

学習をふり返るポイント
1 どんな組合せを試してみたかふり返ってみよう
 自分の思いに最も合った組合せをたしかめよう
2 どんなつくり方をしたのかふり返ってみよう
 苦心したところ,工夫したところはどこか思い出してみよう
3 どんな美しさを表すことができたかふり返ってみよう
 表そうとした美しさが作品に表れているか,考えてみよう
4「美しい形や色の組合せ」について,自分の考え
書こう
 









 

・記述用の学習プリントを用意し、配る。
◇分かりやすいところから記述するように話し、まとまった文にできないときは、形や色について箇条書きで書くことを提案する。言葉が思い浮かばない子どもには、作品を見ながらポイントに関わる質問をし言葉を引き出すなど、子どもが自分の取組や考えを言葉にして確かめることができるように支援する。
 

15






















 
























 

・自分の作品と考えを周りの人に伝える。














・学級の人たちの発表を聞く。




 

☆自分の思いに最も合った作品を黒板に掲示し、作品について話す場を設けることで、自分がどのような表現を追求してきたのかを振り返り、確認できるようにする。
・発表するときの例文を示し、共通の観点で話し、聞くことができるようにする。

 <板書>








 

発表のしかた 〈例文〉
「これが私の作品です。私は,〜な美しさを表そう(作品をつくろう)と考えました。作品は,〜と〜を組み合わせて表現しました。」
 その他に発表してほしいこと
 ◇苦心したところや工夫したところ
 ◇表そうとした美しさを表わすことができたか
 








 

・他の人のよさを見付けたり、自分の考えや取組と比べたりしながら、発表を聞くように促し、他の人がどのような考えで取り組んできたのか、どのような作品をつくったのかなど興味をもって話を聞くことができるようにする。

 
 





 

個人


 

・作品票をつくり作品に添えて提出する。

 

・「美しい形や色の組合せ」について自分の考え(「学習をふり返るポイント」の4)を書き込んだ作品票をつくることで、自分が学習をとおして得た考えや気付きを大切にできるようにする。
 
 
 
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