本研究は、「読み語り活動」を「読むこと」の指導に取り入れていくことで、一人一人が読み深めていく資質や能力を養い、意欲や態度を育てようとしたものである。実践では、中学3年生が保育園児に絵本を読み語る。その際に、読み聞かせを聞く→本選び・一人読み→相互読み→まとめ読みの各活動を通じて、聞き手を尊重した自分らしい読みを伝えることで、読み深めていく力と自信をもった生徒の育成が効果的に図れるよう工夫を図った。【キーワード:国語‐中 読み語り活動 読解力と表現力 絵本 意欲と自信 異学年交流】
長期研修員 小野 和好
研究領域 国語