特別研修員 渡根木 悦子
本研究は、学習するときに不安な様子や拒否的な言葉が多いAが、楽しんで意欲的に取り組めるように生活単元学習の単元構成の工夫をし、その中に社会に出てからも必要な知識やマナーを学ぶ要素を盛り込み、生活に活かせる力として高めていくことをねらいとした実践である。絵本を使った一斉の学習を軸として、それを支える教科の学習と、より豊かに広げる体験学習を関連させることで、Aの取り組む姿勢や算数の面で変容が見られた。