中学校キャリア教育における将来設計能力を育成する指導の工夫
－進路学習の体系化と、キャリア発達にかかわる能力・態度等の
統合・深化を促す「将来設計図」の作成・活用を通して－

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長期研修員　　山口敏行

研究の概要

　本研究は、中学校キャリア教育において将来設計能力を育成することを目指すものである。具体的には、まず、将来設計能力育成の視点で進路学習を体系化する。次に、体系化を踏まえ作成した「将来設計図」を２年次に活用し、自ら主体的に判断してキャリアを形成していく過程を経験することにより、キャリア発達にかかわる能力・態度等の統合・深化を促し、学ぶことや働くこと、将来設計等の意義を実感できるよう指導の工夫を図った。