戻るボタンです 数学を学ぶ楽しさを味わう指導の工夫
気付きの根拠を探求する活動を取り入れて
長期研修員  早川 洋一郎
長期研修員  萩原 裕一郎

≪ 研 究 の 概 要 ≫
 本研究は、気付きの根拠を探求する活動を取り入れることによって、数学を学ぶ楽しさを味わうことを目指したものである。具体的には、物事の関係やきまりを見つける活動、数学的な根拠を関連付ける活動、実生活における活用方法を探る活動を取り入れることにより、学習意欲をもち、既習内容を使っていく中で、学んできたことの有用性や活用する楽しさを感じ、数学を学ぶ楽しさを味わえるように指導の工夫をしたものである。
私たちは、このような研究を行いました。



直感的な気付きから物事の関係やきまりを見つける活動 なんでだろう?
学習課題を把握し、解決意欲をもつ
見つけた関係やきまりを確かめるために必要と気付いた数学的な根拠と関連付ける活動 なるほど
既習内容が使えたことを実感する
今までの学習内容の実生活における活用方法を探る活動 活用できた!
数学を活用する楽しさを味わう



数学って楽しいな
これらを段階的に感じていくことで、数学を学ぶ楽しさを味わうものと考えました。


具体的には、次のような学習を行いました。   

中学2年・平行線と角 中学3年・相似な図形
トレリスを伸ばしたり縮めたり操作しながら、角の性質を見つける活動。
北海道の図を拡大しながら相似の図形の性質を見つける活動。
三角形や矢じりの形における角の性質について考察するために、平行線の性質などを関連付ける活動。

平行四辺形を使った図から、多様な性質を見つけ証明し、今までに学習してきたことを関連付ける活動。

カエデを使って、その葉の形の角の性質を探る活動。
校舎の高さを、相似の考え方を使って測量する活動。
2年生の資料(PDF)です 3年生の資料(PDF)です
研究報告書(PDF)です